初めに、番組司会者の方から

・世界選手権での日本の成績(徳田選手は21得点)
・2020年に東京で五輪があること
・所属チームDabas(ダバシュ)が国内1部リーグでは現在9位であること
・徳田選手がこれまで国内リーグでは34得点したこと
など紹介。

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得点を取ってチームに貢献したい

Digi:ハンガリーに来て約1年経ちますね。来る前、ハンガリーのハンドボールについて、どんなことを聞いていましたか?

徳田: 今のチームに入る前に、実際にハンガリーに来たこともあったので、レベルが高いということは知っていました。すごく強い国と思っていました。

Digi:   ダバシュに入ったきっかけは? チームに先に入っていた田中圭選手の紹介で?

徳田:それもあったんですが、以前に何回かハンガリーで試合をしたことがあったので、今の監督に試合を観てもらえていたことがありました。

Digi:   ポジションはRBですね。ハンガリー、ダバシュでどんなことを考えながらプレイしていますか?

徳田:僕のポジションは、得点を取るということが一番大事だと思いますし、それでチームに貢献しなければならないと思います。

Digi:   ハンガリーに慣れるのに、どんな苦労がありましたか?

徳田:僕はハンガリー語が話せなくて、英語も最初は得意ではなかったので、そこは本当に苦労しました。けれど、パーティーなどに行って仲良くなりました。

Digi:   ハンガリーの人や暮らし、文化についてはどう思いますか? 

徳田: ハンガリー人の人はみんな親切ですし、チームメート、監督、すべて皆良い人たちで、感謝しています。

Digi:   日本と比べてハンガリーのチームはどうですか? 強いところ、弱いところは?

徳田: 強いところは、当たりが強くて体も大きいし、とても上手だと思います。
弱みは見当たらないほどハンガリーリーグの選手はレベルが高いなと思います。

Digi:   ダバシュでプレイする選手としての目標は?

徳田: 目標はもちろん試合に勝つことですが、そこに、得点という部分で貢献したいと思います。
今のチームはディフェンスがすごく良いと思います。

Digi:   水球にも日本人選手がいるそうですが、、、ハンガリーにいる他のスポーツ選手とも交流はありますか?

徳田:水球の選手は志水選手というのですが、食事に一緒に行ったこともありますし、仲良くしています。

Digi:   まだ23歳とお若いですね。これから何年くらい海外でプレイをしたいと考えていますか?

徳田:まだわからないですけど、できる限りヨーロッパでプレイを続けたいと思います。

Digi: 選手として自分の一番強いところは?

徳田:    僕は身長が小さいので、スピードを活かしたプレイが自分の強みです。
体格、フィジカルでは欧州の選手のようにはいかないので、スピードで勝負…ディフェンスの壁を抜いて勝ちたいと考えています。

楽しく、厳しかった世界舞台

Digi:   世界選手権には2回出場しましたね。2年前のフランスと、今回、どちらが大変でしたか?

徳田:今回の世界選手権の方が苦労したと思います。
特に、自分自身も苦しい試合が続いて、もっともっと成長しなければならないなと感じました。

Digi:   日本として世界選手権に出られたことは、どんな意味がありましたか?

徳田:2020年に東京オリンピックがあるので、そこに向けてよい経験になったと思います。経験を積んで、これから伸びることができると思います。

Digi:   ハンガリーのクラブにいながら、また日本代表に選ばれたわけですよね。それは、日本からもハンガリーでの徳田選手の試合をチェックしているということですか?

徳田:ハンガリーリーグはレベルが高いので、そこでプレイしているということでも評価してもらえたと思います。

Digi:   日本人はハンドボールというスポーツのことどう思ってるのでしょうか? 人気はどれくらい?

徳田: 正直、ハンドボールはあまり有名ではないと思うんですが、オリンピックに向けてすごく人気がでてきているスポーツだと思います。

Digi:   世界選手権で強豪チームとあたって何を学びましたか?

徳田:日本代表で出場する世界選手権は特別な場所ですし、プレイをしていて本当に楽しいと感じました。
でも相手のチームがすごく強くて、厳しい大会でした。

Digi: 日本代表の監督はシグルドソンですけど、日本の選手も欧州スタイルのハンドボールを学んでいるんですか?

徳田:    そうですね、日本では長い時間練習するということが多いんですけど、シグルドソン監督の場合、短い時間で集中してやります。それが欧州スタイルと言っていいのかはよくわからないですが…。

成長するために来た!

Digi:   東京オリンピックを考えたとき、サッカー日本代表が力をつけてきたように、ハンドボール日本代表も伸びていくと思いますか?

徳田:それは僕も望んでいますし、そのために、、、成長するために僕もハンガリーに来ました。

Digi:   来年の東京オリンピックでも日本代表に入れそうですか?

徳田:オリンピックでの試合に出場するのは僕の目標ですし、本当に結果を残したいという気持ちですね。

Digi:   昨年のW杯で、サッカー日本代表のロッカールームが使用後、きれいに整理整頓されていたと世界中で話題になりましたね。ハンドボール日本代表は、世界選手権でどうでしたか?

徳田:今回の世界選手権でも、日本のチームのロッカールームが一番きれいだったと大会で言われました!