ミスターハンドボールの決断!

"ミスターハンドボール"宮﨑大輔選手が3月12日付けの自身のブログで15年在籍した大崎オーソルを今シーズン限りに退団し、日体大に再入学することを明らかにしました。

合わせてスポーツニッポンweb版がこの「電撃ニュース」を報じ、それをHANDBALL@STATIONなどがシェアしたことから大反響を呼びました。

これに先立ち、2月19日付けのスポーツ報知の取材に対し、「変わりますよ!」と宣言していた宮﨑選手でした。

5㎏減の肉体改造でモデルチェンジ

このままでは生き残れない。危機感はかなり持っている」とし、スピードとジャンプ力、切れ味勝負のサイドのスペシャリストになるべく、筋肉隆々の身体を77㎏から5㎏そぎ落とし、スリム化した肉体改造を図りたいとしていました。

日体大ハンドボール部と言えば徹底した走り込みトレーニングで知られるところ。自身のブログに「練習量を上げて基礎から叩き込もうと思います」とあるように、まずは走りに走りまくって、車でいうならスポーツカー、いやレーシングカータイプに改造し、オリンピックで勝負できるベースを作ろうという決意の表れとも思えます。

それとともに「大輔ここにあり!」をアピールしたかったに違いありません。

2003年の青森インカレで躍動した宮﨑選手が表紙を飾ったスポーツイベント誌。この時以来16年ぶりに伝統のユニフォームを着る

16年ぶり日体大復帰で安平らと合流

スペイン留学から戻った2003年の青森インカレでは日体大に復学して圧倒的なレベルの違いを見せつけ、チームを優勝に導くとともに、直後にブロフレーヤー宣言して日体大を退学、大崎電気に入団しました。

その後の活躍はご存知のとおり。実力、人気とも兼ね備えたスーパースターとしてスターダムにのし上がったのでした。

ブログに「もちろん大学の試合に出ます」とあります。そうなるとこの4月から日体大に進学する氷見の送球ボーイ・安平光佑選手や高射砲・窪田礼央選手らとの、いきなりのコラボが実現する可能性もあり、彼らのプレー開発やレベルアップにこの上ない好影響を及ぼすことでしょう。


僕の残りのハンドボール人生で悔いがない様にチャレンジしていきます」と決意を込めた前代未聞の再出発です。

日体大に進学する氷見高からの窪田選手(中)や安平戦士(右)らに大きな影響を与えるのは必至! (左)は明大進学の清水選手

国内で大崎オーソルのユニフォームを着て闘うのは、レギュラーシーズン1位として出場する17日(日)のプレーオフFinalが最後となります。
"大輔劇場"が見られるかどうか注目の的。宮﨑ファンのみならずハンドボール、スポーツファンなら駒沢体育館に駆けつけない手はありません。この機会を逃したら悔いが残りますぞ!!

※本日朝アップしたヘッド写真について、 2017年3月のチャリティイベント「HAND to HAND」のドリームチームメンバーとしてゲスト出場した宮﨑選手の写真は大会実行委員会の事前承認を得ずして掲載していまいました。またタレントの「マサナカジマ」様を誤って「なかやまきんにく君」様と写真説明に付記したことも加え、実行委員会スタッフの皆さま、マサナカジマ様にお詫び申し上げます。