藤川 翔太(筑波大2年)

世界ユースを戦い終えたいま、自分たちの力は出し切れたかなと思います。
ベストエイトかけたアイスランド戦はディフェンスが思うようにいかず、試合中に相手の力に対応し切れなかったところがあったので、それを反省して臨んだ9ー10位決定戦のクロアチア戦では、チームのディフェンス力やオフェンス力が生かし切れたことで勝利につながったのかと思います

昨年のアジアユースでは体格やスピードとかが通用すると思っていましたが、初めての世界の大会で一番感じたのは、やはり身体の大きさと個人技が違うということ。
それでも走るプレーだったりセットのフォーメーションを使ったずらしとかは通用すると思いました。

自分のデキとしては、グループリーグではちょっとビビったというか、あまり力を出せなかったし、試合にも多く出られなかったですが、クロアチア戦は前半は思うようにいかなかったものの後半はディスタンスとか相手の隙をつくプレーなど、自分らしいプレーができたんじゃないかなと思います。

ジュニアの大会は自分は試合に出ていなくて見ただけですが、この2年で力の差がつくのは明らかに感じました。個人の力と体格が圧倒的に違ってくるので。これから日本でトレーニングしていく中で、まずは身体を大きくしていくことが絶対必要だと思います。

学生リーグはやっぱり日本で行うのでレフェリーも笛も変わってきますし、体格とか身長とかも違いますが、自分が世界大会で体験したことや知識を大学に戻って伝えたいし、そんな世界のハンドボールを関東リーグから伝えていけたらなと思っています。

安平 光佑(日体大1年)

大会に入って最初の方は緊張していて力がぜんぜん出せなかったんですが、あとの方は調子が戻ってきていい感じでプレーできました。
(IHFやプレスの評価が高かったことについて)チームのためにアシストして勝てるならいいと思っていたので、とくに周りの評価とかは意識せずしてやっていました。それでも地元の北マケドニア戦などは日本と同じように(自分のプレーで)会場が盛り上がったので楽しくやれました。

日本の選手は平均的に小さいので、パス回しを早くする展開になれば通用した部分がありました。課題としては間合いが近いと相手がデカくて思うようなプレーができなかったので、そこらへんを改善していきたいです。

2年後の世界ジュニアに向けては、やっぱり海外の人は意識が高く、この2年で力の差ができてしまうので、日本もこのメンバーがプロ意識を持ち、1人ひとりがしっかりやっていけば成果は得られると思っています。
そのためには海外に出て力をつけるのもいいし、大学でやっていくのなら先輩とかに誘惑されないように(笑)、それぞれがプライドを持ってやっていくことが大切だと思います。

自分自身、これからフィジカルとか筋肉をつけていけば、力的に充分やっていけると思っていますし、次の世界ジュニアでは今回取れなかったベストフォー入りをめざしたいです。
やっぱり一番に思っているのはヨーロッパの選手たちを倒したいということ。その結果、自分のプレーが海外の人たちに認めてもらえたら最高です。ヨーロッパに行って、やってみたい気はありますが、もちろんリーグ戦もがんばります!