見せようハンドボールの底力!

‪‪2年前のドイツ女子世界選手権。「死のリーグ」に入った日本は2016年リオ五輪優勝のロシアに1点差負け、‬2012年ロンドン五輪2位のモンテネグロに1点差勝ち、2013年世界選手権優勝のブラジルと引き分けるなどで予選リーグ3位(6ヵ国中)となりました。
決勝トーナメント1回戦で2015年世界選手権2位のオランダに延長の末に2点差で力尽きたものの、日本女子が限りなく世界のトップゾーンに近づき、ヨーロッパの専門家から高く評価され、大きなインパクトを残した大会でした。

2年前の世界選手権で惜敗したオランダ戦のダイジェスト映像

限りなく近づいた世界上位に再挑戦!

そして、2年たったいま、日本に、熊本に世界の強豪たちが集結する夢のスーパーイベントが間もなく始まろうとしています。
2年前にわずかの差で涙したおりひめジャパンが、世界の壁を突き破ってトップゾーンに駆け上がろうとしているのです。圧倒的なホームの応援がおりひめたちの背中を押すことで感動のドラマが生まれる可能性も高まります。

昨日20日、おりひめたちはスロベニア、デンマークに向けてヨーロッパ遠征に旅立ちました。いよいよこれからは熊本に向けてラストスパートに入ります。大会直前の11月21日から東京オリンピック会場となる東京代々木第一競技場で前回世界女王のフランスらを迎えて開催されるJAPANCUP 2019 も控えています。

それでも一昨日(10月19日)になって熊本日日新聞が「チケット販売、まだ2割」とのニュースを伝えました。まさに大苦戦! 
「次はハンドボールだ」などという言葉など絵空事の事態とも言え、このままなら「日本ハンドボールの負け」になってしまいます。

あの22年前の感動、熱闘を再び!

22年前のことを思い出します。1997年、同じ熊本で開かれた男子世界ハンドボール選手権は、序盤戦を観戦した人たちが世界ハンドの魅力に引き込まれ、二度三度、、、とリピーターになり、さらに日本各地から数多くのハンドボーラーが熊本に足を運び、20数万人という空前の集客数に繋がりました。
最終日、決勝の舞台となったパークドーム熊本の周囲を取り巻いた長い行列、そして超満員のスタンドに興奮のウェイブが巻き起こったあの日のことが忘れられません。

SNSが使える今だからこそ!

もちろんそんな期待、楽観は許されないものの、当時になくて今にあるのは、そう私たちでもできるSNSです。
1人ひとりの力は小さくてもみんなが集まれば大きなパワーが生まれます。世界女子ハンドの、おりひめの、ハンドボール関連の情報をみんなが発信し、それができないならば、シェア、リツイートしてほしい。発信力の強い日本リーグ選手たちにはとくにお願いしたいものです。

これまでハンドボール界は知らせる、知ってもらう努力が圧倒的に不足していました。それをいま言っても始まりません。熊本任せに、人任せにせずに、みんなができることを、できる範囲でがんばりましょう。

熊本にベクトル合わせてTOGETHER!

それも「自分が」、ではなく「自分たちが」になればパワーは何倍も、何十倍にも大きくなります。
いまがハンドボールの底力を見せるとき。熊本にベクトルを合わせてTOGETHERするしかありません!

※写真はすべて世界選手権観戦ガイドブックよりシェアさせていただきました