千葉県流山市の高橋鉄(以下、鉄さん)さんからとても興味深いFacebookの発信がありました。
通販サイトで注文した松ヤニ不要ボール「MAXI GRIP」が手元に届き、その感触や使用後の感想などをリポートしたものです。
鉄さんの3回のスレッドやコメントをご紹介しながら「MAXI GRIP」の未来を考えてみました。

海を渡って「MAXI GRIP」が到着!

まずは11月28日の1回目のスレッドから↓↓
海を渡ってついに来ました!  MAXI GRIP!  まずは1号球を買ってみました!  さっそく明日子供たちに使ってもらいますので、またご報告させていただきます!
触ってみた感じでは、ベッタベタですが、手にはまったくベタベタが残りません!   床の埃がくっつかないか明日試してみます!

臼田さん!  MELISで扱ってくれないかな~?
百町君!   モルテンで作ってくれないかな~?
日本円で5,610円になりました。

使ってみたら楽しいと大騒ぎに!

2回目のスレッドは上の動画ともに発信されました。↓↓

「MAXI GRIP」を使ってみました!   とにかく大騒ぎです!  このボールを使うと遠投力が上がるとかシュートスピードが上がるとかは調べてみないとわかりませんが、使って楽しいようです。

床にも手にもベタベタはつきませんが、ボールの粘着力は次第に下がっていきますのでリグリップは必要です。

 

セットで入ってるボールケースは直に入れるとくっついて剥がれないので、最初に包装されていた紙はとっておいた方がいいです。直に入れるとボールケースから剥がすのが大変です。失敗しました!

私はamazonで買いました。MASTARカードやAMEXなどがあれば購入できますよ!詳しく知りたい方は連絡ください。日本でニーズが広がれば仲介してくれる業者が出てくるかもしれませんね?

最後のスレッドがこれ↓↓

「MAXI GRIP」報告第3回目です!   セットでついてきたボールケースに入れると中でくっついてしまい取り出せなくなってしまうので、メッシュの入れ物に入れてみました。それでもくっつきます・・・恐るべし! 「MAXI GRIP」!

みなさん! 日本でどんどん使って大会公認球になり、日本リーグの公式ボールになれば松ヤニNG体育館にも日本リーグが呼べますね!
試合終了後のクリーナー掃除なしで開催できます!

全国小学生の公認球になれば、両面テープ問題は解決します!どんどん使おう!

みんな輸入するしか手段がなかった0号球が普及したように、このボールを日本に普及させるのが次のミッションかな?

どんどん使って公認球にしよう!
興味あふれるコメントが次々と

   そして、鉄さんの3回のスレッドに呼応したコメントをご紹介しましょう。

Nさん
「買ったんですね!  ぼくも去年の第1弾を買いました。これはいいと思います。先日、ドイツのショップにこの第2弾と粘着力が弱まったときに粘着力を増すための「リグリップ」も注文しました」 ↓

https://www.weplayhandball.de/maxi-regrip-520078.html

鉄さん
「私も一応、リグリップ注文しました。一緒に送ってくれればいいのに別々にくるみたいです。多くの日本人が使っていれば、メーカーが動いてくれると思い、投稿しました」

Wさん
「使ってみたい!」

鉄さん
「両面テープの時代を集結させたいですね」

Mさん
「両面テープは、30年前から使われ始めましたね。その頃は、まだまだ体育館で松ヤニ使えるところも多く、高校、大学も松ヤニでした。今思うと両面世代が代表クラスになり始めた頃から、アジアでも勝てなくなり始めた気がします」

Yさん
「次の目標決まりましたね?
監督の目標はいつも必ず実現しています。必ず今回も実現していくとおもいますよ」

Iさん
「購入方法教えてください^_^
 全小で検討ですね!」

などなどです。

松やに不要ボールが普及したら?

   松ヤニ不要のボールがあったらいいなと思っているハンドボール関係者はどんなに多いことでしょう。

松ヤニ禁止どころかハンドボールには貸さないとする公共の体育館は数え切れません。

もし、松ヤニ不要ボールが大会公認球となれば、鉄さんの言うようにハンドボール会場を選択する可能性が飛躍的に広がりますね。

それよりなにより、日本だけのハンドボール文化とも言える両面テープと決別する日が訪れずれるのです。まさにハンドボールの革命と言っていいでしょう。

また、先日の全国U-12指導者研修会でも、講師の深見忠司先生がボールを握ることの大切さを何度も説いていました。

幼少期から松ヤニを当たり前に使ってプレーする諸外国に比べ、日本リーグ以外のほとんどの大会で松ヤニ禁止を強いられる日本の場合、ボール操作のテクニックやシュートバリエーションで大きなハンデがあるのは明白です。

2年ほど前、国際ハンドボール連盟のムスタファ会長が、近い将来の世界大会で松ヤニを禁止にさせる。そのためのボールは80%程度まで開発が進んでおり、早く完成させろと某メーカーの尻を叩いている、との談話がマスコミで紹介されました。その某メーカーこそ日本のモルテン社と言われています。

この松ヤニ不要ボールに対し、ヨーロッパ連盟及び各国の反応はかなり否定的と聞いているものの、ムスタファ会長が先のIHF総会の会長選挙で留任したことから、この新ボールの採用をめぐる今後の動向が非常に気になるところです。

melisが「MAXI GRIP」を緊急入荷!

   そこで鉄さんが「このボールを扱ってくれないかな」と書き込んだmelis JAPANの臼田大輔さんに「MAXI GRIP」のことを聞いたところ「このボールはドイツでは不評なんです。松ヤニが使えるのでそれと比べるとと言うことかも知れません」との答えでした。

そんな臼田さんでしたが、すぐにこんなメッセージが来ました。

「ショップに出してみました。2週間ぐらいてお届けがてきると思います」↓

https://neckar.jp/fs/melis/SE16-326-58-252_item

なんと即決で「MAXI GRIP」をmelisショップの取り扱い製品の中に加えていただいたのです。0号から3号まで4種類のボールが対応可能。注文してから2週間ほどでお手元に届くとか。さすが臼田さん。迅速な対応に敬服しました。

両面テープ不要の時代が来れば日本のハンドボール文化は間違いなく大きく変わるはず。

鉄さんのFacebookとこのブログを目にした全国のハンドボール関係者からの反応がおおいに楽しみです。