決勝トーナメントの相手はオランダに
チュニジアに31ー13と圧勝したおりひめJAPANが決勝トーナメントで対戦するのはD組2位のオランダです。
リーグ最終戦で地元ドイツに31ー23と快勝してランクアップしました。
このD組はドイツとともに好スタートを切った韓国にも1位の可能性がありましたが最後にセルビアと引き分けて4位に後退。
また昨年3月のアジア選手権で日本が27ー26と大苦戦した中国はカメルーンにも引き分けて勝点1に終わって最下位に沈みました
この1年足らずで日本がいかに急成長したことが、ここでもわかりますね。
予選リーグの結果、決勝トーナメントの組み合わせは上の通りになりました。
日本が1点差まで肉薄したロシア相手に韓国がどんな戦いを挑むか注目されます。
また旧ユーゴ同士の対戦となったセルビアvsモンテネグロ戦も火の出るようなファイトがぶつかり合うのは必至。
ドイツはデンマークとの対戦になりました。ハンドボールの母国を自認する両国の戦いも多くのサポーターが詰めかけてヒートアップするはずです。
いずれにせよ参加各国は、負けたら終わりのこの決勝トーナメントからギアチェンジすることから、まさに真の世界頂上決戦がスタートすると言えるでしょう。
ここから始まる真の頂上決戦!
日本の対戦相手となるオランダは2年前のリオ・オリンピック最終予選で25ー33で敗れた相手です。
でも少しもひるむことはありません。その4年前、ロンドン・オリンピックの同じ最終予選で苦杯をなめたモンテネグロ(ロンドン・オリンピック銀メダル)から、今大会のおりひめJAPANは1点差勝利をもぎ取りました。
モンテネグロに続き、オランダにも勝利して史上初のベスト8入りを勝ち取ってほしいと願うのみ。
そう連続リベンジの舞台はすべて整ったのです。
激闘続きの予選リーグを戦い抜いた日本にとって、チュニジア戦が大差で勝てたことで途中から角南(唯)、池原らの主力選手を休ませることができ、ここまで不完全燃焼だったセンター横嶋がチュニジア戦で最多8得点をマークしてエース復活をアピール、新鋭アタッカーの佐々木もいよいよ真価を発揮しだしました。
そして、なんと言ってもチュニジア戦で亀谷サクラが58%のという驚異のセーブ率で日本ゴールを死守したのが明るい材料です。
ノルウェーリーグを主戦場とする本場のキーピングが、永田、原、塩田らで展開する積極果敢なディフェンスとうまく噛み合い出したとも言えるでしょう。
BRAVE HEARTを共有しよう!
「死のリーグ」と称された予選リーグを2勝1分2敗で戦い終えた日本。
その結果について櫛田コーチはこう振り返っています。
「4勝1敗にも1勝4敗にもなる可能性のあった5戦でした。選手のがんばりはもちろんですが、僅かな差が勝敗を分けました。
なので互角の戦いをとは言え、毎回必ず予選ラウンドを突破できるだけの力をつけるという意味ではまだまだ努力が必要です」
そして、こんな注目すべきことも伝えています。
「今は予選ラウンドから4チームが上に進めますが、次の世界選手権からは予選ラウンドからは上位3チームが上に進むことになるみたいなので、さらに厳しい戦いになるでしょうね」ーー。
そんな厳しい舞台で壮絶な戦いを繰り広げる列強国の仲間入りするための試金石なるのが11日(日本時間12日04:30~)のオランダ戦です。
「死のリーグ」がおりひめ神話の第1章なら、次なる決勝トーナメントはその第2章です。
それが2019熊本世界選手権、2020東京オリンピックに向けた明るい光に満ち溢れるストーリーになるためにも、我々ハンドボールファンができるのは、おりひめたちとBRAVE HEARTを共有し、熱い、熱い、熱い応援をドイツに送ること。みんなの心を1つにしてTOGETHERあるのみです!
おりひめJAPANが鮮やかに重圧をはねのけたチュニジア戦のレビューは↓
https://www.facebook.com/handballstation/posts/132460604091483
・後半レビュー
https://www.facebook.com/handballstation/posts/132470284090515