飛騨高山ブラックブルズ岐阜のツイッターで金恩恵選手の日本リーグ通算300得点と田口舞選手のフィールドシュート阻止数1000本をお祝いするセレモニーがあったことを知りました。
おめでとうございます! それでも、実力派の2人にとってこの記録は通過点という気がします。
22年目のシーズンも第一線で活躍
1996年に日本リーガーとなってから、この第42回リーグが22年目のシーズンで、その多くをチームの守護神としてゴールを守り、昨年の日韓代表定期戦やドイツ世界選手権も"おりひめJAPAN"のメンバーに加わりました。
大阪福島女子高を卒業後に日本リーグの大和銀行、日立栃木に在籍しながら、いずれもチームが休廃部となる悲哀を味わいました。
それでも新天地に活動場所を求め、ひたむきなまでにハンドボールの情熱をチームに傾注してました。
昨年には、さらにGK技術に磨きをかけようと、ブラックブルズの田口選手と一緒にハンガリーに渡って短期研修するなど、あくなき向上意欲に少なからず驚いたものです。
22年のリーグキャリアなので、1シーズンで150本あまりセーブしていたとして、通算阻止数はゆうに3000本を超えていると思います。
7mスロー阻止数も前回リーグまでに155本を数えて歴代トップ。また、リーグ記録になっている第40回リーグのシュート阻止率0.531(102/192)は、もはや驚異的としか言えない高い数字です。
日本リーグ加入当時から、今のような電産処理がなされていたら、未踏の大記録が再三クローズアップされたことでしょう。
本日のアランマーレ戦に勝利してプレーオフ進出を決めたソニーセブンにとって、40歳にしてなおかつ衰えを感じさせない、その勝負の際を知り尽くした円熟のキーピングは、ファイナルステージを戦う上で心強い支えとなるはずです。
大和銀行からレジェンド2人
それにしても通算1500得点を達成した田中美音子選手とともに、両選手のスタートチームになった大和銀行は素晴らしいレジェンドを送り出したものです。
そのほかでもチーム解散で移籍を余儀なくされながら、指導者、選手として息長く活動し、いまでもハンドボール指導にかかわる情熱家も何人かいます。
飛田選手とともに改めて大和銀行はすごいチームだったなと当時を懐かしんだものでした。
※日韓代表戦の写真はすべて鹿児島の段さんからお借りしています。