日本ハンドボール協会は3月28日、6月に徳島、東京、群馬で開催される男女の国際大会をJAPAN CUPとして以下の日程で行うことを発表した。
男子は世界ランキング1位のドイツ代表を招いて13日(水)が徳島、16日(土)は東京で日本代表が対戦、女子も日本代表(おりひめJAPAN)が23日(土)群馬でヨーロッパの強豪として知られるポーランド代表を迎え撃つ。
<男子> 6月13日(水)18:30~ 日本代表vsドイツ代表(アスティとくしま)
6月16日(土)15:00~ 日本代表vsドイツ代表(東京体育館)
<女子> 6月23日(土)14:00~ 日本代表vsポーランド代表(高崎アリーナ)
徳島、東京で男子、群馬で女子開催
いずれも国際大会でのメダル獲得をめざす日本代表チームの強化策の一環として開催されるもので、男女とも4月に入って国内合宿を経たあと、オランダなどヨーロッパ遠征で海外勢を相手にキャリアを積み、帰国後の5月から6月にかけた再度の国内合宿で強化、調整して大会に臨む。
ドイツ男子は2016年のヨーロッパ選手権優勝、同年のリオデジャネイロ・オリンピック3位、17年世界選手権9位、18年ヨーロッパ選手権9位というのが直近の国際大会成績。
14年から17年にかけて現日本代表監督のダグル・シグルドソン氏が同国を率いて王国復活に貢献し、現在はクリスチャン・プロコップ監督のもと19年1月にホスト国として戦う世界選手権ドイツ・デンマーク大会で優勝を狙っている。
ポーランド女子の直近成績は2015年世界選手権4位、2017年世界選手権17位で、昨年の熊本復興支援JAPAN CUPで日本リーグ選抜に21-22で敗戦(台風のため日本代表との対戦はなし)、おりひめトライアルゲームズで日本代表に勝利している。監督は16年からクロヴィッキ・レゼク氏が采配をふるっている。
「TOGETHER」合言葉に大集合!
男子は今年1月のアジア選手権(韓国)で6位と低迷して2019世界選手権の出場権を逃しており、まさに再起をかけた国際イベントとして王国ドイツに挑む一方、女子は昨冬の世界選手権(16位)でブラジル、モンテネグロ、ロシア、オランダといった世界屈指の強豪国と台頭に渡り合った実力にさらに磨きをかけ、来年熊本で開催される世界選手権でのトップゾーン進出に向けて弾みをつける大会としたいところ。
日本協会ではメディアなど各方面の協力を得ながら集客活動に力を注ぎ、2020年東京オリンピック本番で5000~10000人規模の観衆の前で戦う選手たちのメンタル面を加味したノウハウ、手応えをつかみたいとしている。とくに16日の東京体育館は5000人以上の集客をタスクとして精力的に取り組む意向。この時期、インターハイ予選などと日程が重なるが、多くの一般ファンを呼び込めるようハンドボール関係者の協力、ネットワークを駆使したいところ。すべてに「TOGETHER!」を合言葉に盛況の大会にしたいものだ。