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「日本にワイルドカード!」ーー国際ハンドボール連盟(IHF)の公式サイトが5月9日付けのニュースで伝えたもので、今年1月韓国でのアジア選手権で6位に沈み、いったんは世界への道が閉ざされた日本男子だが、来年1月にドイツ・デンマークで開催される第26回世界選手権出場の道が開かれた。
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日本協会はいかなる場合もIHFからの正式回答があるまで公式発表は控えたいとしているが、協会事務局や代表チーム周辺から喜びの様子が伝わってきており、間もなく届くであろう"朗報"を得てから力強いアナウンスがあるはずだ。
2019世界選手権出場の道開く
4枚の世界選手権切符が争われたアジア選手権で日本は準決勝進出がならず、イランにも敗れて6位に甘んじた。
一方でこの大会でオセアニア代表が5位以内に入らなかったため、IHFが決定権を持つワイルドカードの行方が注目されていた。
イランよりランクを落としたことで日本がワイルドカードを得る可能性は少ないと見るむきもあったが、こうして世界選手権への道が繋がったのは極めて大きい。
世界切符を失ったことで翌年の2020年東京オリンピックは"ぶっつけ本番"で臨まねばならなかっただけに、ワイルドカードでストレートインの権利が得られたのは今後の強化に間違いなくプラスになるからだ。
見逃せない日本協会の努力
ワイルドカードの行方はチームの実力だけでなく世界選手権本大会の話題性などを加味してIHFが決めるものだが、翌年に控えたオリンピックのホスト国に加え、ダグル・シグルドソン監督が前任のドイツ代表監督時代にヨーロッパ選手権優勝、リオデジャネイロ・オリンピック3位に導いた最大の功労者であり、日本代表監督としての"凱旋試合"を見たいという開催国の想いも追い風になったようだ。
それでも日本協会周辺を取材すると、IHF総会や連盟本部に日本協会幹部が足を運んで熱心なロビー活動を行い、また今年3月に日本で開催されたIHFナショナルチーム・コーチコースを成功に導き、そこでもIHF首脳に日本の想いを伝えたことなど、誠心誠意の努力があったことも見逃せない。
成功させようJAPAN CUP!
そんなこともありダグル JAPANには最大限このチャンスを生かし、来年の世界選手権本番に向けた強化を加速させ、1ヵ月後に迫ったドイツ代表との JAPANカップ(6月13日・徳島、16日・東京)で雄々しく戦ってほしい。そして各会場に多くのハンドボールファン、サポーターが大集結して日本代表を熱く応援したいものだ。
懸案だった JAPANカップなど国際イベントの情報は、さまざまな支障を乗り越えてもうすぐアナウンスが可能のようだ。
この"朗報"をきっかけに日本ハンドボールが大きく前に進むよう、私たちみんなで盛り上げていきたいもの。合言葉は言うまでなく「TOGETHER!」あるのみだ!
※2019世界選手権参加国
・前回大会優勝 フランス
・開催国 ドイツ、デンマーク
・ヨーロッパ1位 スペイン
・アフリカ チュニジア、エジプト、アンゴラ
・アジア カタール、バーレーン、韓国、サウジアラビア
・バンアメリン 3ヵ国
・ヨーロッパ 9ヵ国
・ワイルドカード 日本