「母校の後輩たちがやった~ッ!」ーー6月30日の三郷市小学生ハンドボール大会・女子の部で優勝したのは立花小学校。筑波大4年の海老原加英選手(三郷HC-三郷北中出身)が1年前に講演と実技指導でハンドボールの手ほどきをした母校の6年生たちが主体になったチームでした。

市内で最も小規模校ながら、小さな小さなハンドボール愛が鮮やかな花を咲かせたのです。やっぱりハンドボールっていいなァ~! (写真は1年前の講習会で海老原選手を送るシーン)

感動と興奮が満ち溢れた大会に

11回目を迎えた三郷市小学生ハンドボール大会(三郷市ハンドボール連盟主催)が6月30日に三郷市総合体育館で開催されました。

この大会は市内の小学生を対象に年1回行われ、今年も市内6校の小学校から男子9チーム(混合含む)、女子6チームが参加して熱戦を繰り広げ、三郷HCのメンバーや保護者らはスコア掲示やラインズマンなど運営サポートでがんばりました。

体育館の改修工事を控えて大会開催が危ぶまれたものの、各チームの熱い想いに応えた連盟スタッフの奔走で今年も感動と興奮に満ち溢れた大会となりました。

大会結果は以下の通り。

〈男子〉
優勝 後谷小学校A
準優勝 幸房小学校
3位 彦郷小学校A、新和小学校A

〈女子〉
優勝 立花小学校
準優勝 後谷小学校
3位 高州東小学校、幸房小学校

立花小のがんばりに注目!

元気いっぱいのプレーが繰り広げられた中で、とくに注目したのは女子優勝に輝いた立花小のがんばりぶり。

前評判は決して高くはありませんでした。

なにせ全校児童が146名。地域の高年齢化で市内で最も小規模校になっていたこともその要因です。

そんな中で今回29名が手を上げての参加で、お揃いのシャツは20枚しかなく体操着での出場でした。

あの時の5年生がハンドで!

立花小と言えば筑波大4年の海老原加英選手(三郷HC→三郷北中→大宮高)の母校で、1年前に彼女が講演とハンドボール実技を披露した5年生たちの多くがこの大会に姿を見せてくれたのです。

きっと海老原選手の素晴らしいスピーチと指導でハンドボールに興味を持ち、一生懸命に練習に励んだのでしょうね。

その時の海老原選手の講演と実技指導の動画がこちらです。

今大会優勝の原動力になった1番のビブスをつけていた女子選手は、市内の陸上大会で1位となり、先日の「セナリオハウスフィールド」のこけら落としで、オリンピック選手と一緒にリレーを走りました。

その時の写真が「広報みさと」6月号の表紙を飾っています。

大学の練習で応援には駆けつけられなかった海老原選手ですが、「とってもうれしいです!」と後輩たちの快挙をことのほか喜んでいました。

三郷の実家に海老原選手宛に届けられた「お礼の手紙」中に今大会の優勝メンバーのものがたくさんあったのは言うまでもありません。

みんなハンド好きになってほしい!

この大会を巣立った中で、このほどNTA(ナショナルトレーニングアカデミー)に選出された左腕・清黒瞳太選手(三郷北中3年)らのホープがおり、これからもスポーツ、そしてハンドボール好きな子どもたちがますます増えてほしいと願うばかり。

来年以降は三郷HCセブンも学校の友だちと一緒に大会参加が実現される動きと聞いており、そうなればさらに各チームと子どもたちの思い出に残る素晴らしいイベントになりそうです。ますますの盛会を期待しています。