アジア男子ユース選手権で前代未聞の"事件"が起きた!
AHF(アジアハンドボール連盟)は18日の予選リーグ第3試合・C組の韓国とイラクがともに意図的に負けるよう操作したとして没収試合とし、AHFの罰則規定により両者を失格としたのだ。
※関連AHF公式Facebook
その結果、C組はインドの1位進出が決まり、日本は以下のようにメインラウンド グループ1でバーレーン、ヨルダン、インドと準決勝進出を争うことになった。 (写真は韓国がAHFに謝罪した様子)
◇メインラウンド グループ1
バーレーン(A組1位)
ヨルダン(B組2位)
インド(C組1位)
日本(D組2位)
※上位2チームが準決勝へ
試合操作したとして韓国、イラク失格
この問題の背景にあったのが、予選リーグD組が日本のほかイラン、カタールの強豪勢が集まった「死のリーグ」と呼ばれる激戦区だったこと。
そのため韓国とイラクは、C組1位となって実力派のバーレーン、日本もしくはカタールと対戦することを避け、勝算がはじきやすいグループ2に回るべく試合操作したとみなされたもの。
試合中に2度に渡る警告があったものの状況は変わらず、冒頭のようにAHFからの厳しい裁定が下される結果に至った。
これにより日本はバーレーンに23ー27と逆転負けを喫したものの、21日にヨルダン、22日はインドとの連戦に準決勝進出をかけることになった。
日本は今大会直前のテストマッチでヨルダンに35ー18と圧勝しており、インドとの力の差も大きいと見たいが、バーレーン戦後半での突然の失速や大会結果の剥奪など国際マッチはなにが起こるかわからない怖さが潜んでいる。
なんとしても準決勝進出を!
ミスを多発させたバーレーン戦の修正をしたあとヨルダン、インド相手にきっちり勝利をつかんで準決勝進出、そして世界切符獲得をめざしてほしいもの。がんばれヤング彗星JAPAN!
ちなみにヨルダン、インドの対戦は28ー26でインドが競り勝った。
また日本vsバーレーンの試合前、韓国選手団はAHFならびに参加チーム、観客、テクニカルオフィシャル、レフェリー、主催者など大会関係者すべてに謝罪した様子がAHF公式ツイッターで公開された。