「国民がメダルを取る政治がしたい」
韓国ハンドボール界のスーパーレジェンドで日本でも長くプレーしたイム・オキョンさん(林五卿・48才)が4月15日に行われた韓国総選挙で当選を果たしました。
「国民がメダルを取る政治をしたいです」とイムさん。栄光に彩られたハンドボールのステージから転身し、これからは国会議員、政治家として新たな伝説を築くことになりました。
日韓球界で大活躍した世界的な名手
韓国女子代表の主軸としてオリンピックで金メダル1、銀メダル2を獲得、世界選手権でも頂点に立ち、1996年度世界最優秀女子選手にも選ばれた世界的な名手。
日本では1994年秋から広島イズミ(広島メイプルレッズ→現・イズミメイプルレッズ)に加入、選手兼監督として日本リーグ7連覇に導くなどチームを牽引しました。
2004年アテネオリンピック決勝でデンマークと2回の延長、7mコンテストに持ち込まれる激闘を実話にした映画「私たちの生涯最高の瞬間」の主人公の1人にもなっています。
2008年に帰国してからはソウル支庁の監督に就任する一方、2018年の平昌オリンピック開会式では旗手の1人として入場して大会に花を添えました。その時のことをHANDBALL@STATIONブログでも紹介しています。
がんばれキョンさん!
「(当選が決まった時は)初めての選挙で私と一緒に活動してくれた支援者たちと喜びを分かち合えてジーンときました。
ハンドボールでは指導者として1人ひとりを理解、信頼してきた選手たちが私を信じてついてきてくれ、自らの努力で頂上に立つことができました。 政治もそうだと思います」とメディアに語りました。
韓国と日本のハンドボール界で燦然と輝ける足跡を残した彼女が、大きな溝ができている日韓両国の架け橋になってますます活躍してほしいと願っています。がんばれキョンさん(日本での愛称)!