国民と世界一の喜びを共有!

世界選手権、デンマークの優勝で終わりました。国内は大盛り上がりでした。決勝の次の日は、コペンハーゲンにたくさんの人が集まり(見た感じ何千人)、ミケル・ハンセンらが登場していました。

フランスが銅メダルを獲得したラストシーン

3位決定戦は、予選リーグの再戦、ドイツ対フランスでした。予選リーグでは25対25でした。この試合も大接戦で、残り1分を切り25対25でした。そこから、残り1秒でニコラ・カラバティッチが決めてフランスが3位となりました。

決勝は、いつものセレモニーの前に、今大会のオフィシャルソングである『Stand up Stand out』の披露。

そして選手入場、国歌斉唱と体育館は最高潮に。

試合は、大声援の後押しを受けたデンマークがそれぞれの役割を果たし、快勝し優勝しました。世界一の瞬間を間近で見て、純粋に感動しました。

興奮の渦の中でデンマーク初優勝!


10連勝の快進撃で頂上奪取!

デンマークは、予選リーグから10連勝で大会を終えました。

今大会は、左利きのライトバックはニコライの一人しかベンチにエントリーしませんでした。そのニコライも予選リーグで足を痛めてしまいました。(出場できなほどでもありませんでしたが)それ以降、多くの時間を、ライトバックに右利きを置いて攻撃を展開しました。(すべての国は見ていませんが、僕が見た中ではライトバック右利きはデンマークだけでした)

個人的には、これが功を奏したように思いました。

功を奏した右利きRBの攻撃

決勝でもライトバックに右利きを置き、同じフォーメーションを多用していました。日本でいう「ユーゴ」という形です。他の国とは大きく異なることは、「コートバランスを大きく崩すこと」と「人とボールの動きを逆にすること」です。センターがライトバックにパスを出した時、レフトバックが動きだしを遅くし、そしてセンターまでいきません。ライトバックは左からくるパスに対して右に動き、中央を攻めます。そしてコート半分を使いポストと右サイドと3:3から展開します。ライトバックにミケル・ハンセンが入ることも多々あり、中央からのロングシュート、アウトへのカットイン、そしてアシストと大活躍していました。

そしてサポーターの大大大声援。本当に主観ですが、5点分くらいは違うように感じます。

サポーターの大声援が力強く後押し

デンマークの実力。そして10000人を超える赤一色のサポーター。この環境で勝てる国はあるのかなぁ…と思って見ていました。

(国内リーグやチャンピオンズリーグなどを見ていても同様ですが、スポーツが文化として根付いているヨーロッパの国々では、ホームとアウェイの差の大きさを本当に痛感します)

最後の華やかな表彰セレモニーも大盛り上がりで、大会を終えました。