11月になり、デンマークに来てから7ヶ月が経ちました。
この間、日々、練習方法を学び、そしてたくさんの試合を見て来ました。

デンマークは男女ともにオリンピックで、金メダルを獲得したことがある国です(男子は前回、リオデジャネイロで)

「なぜ強いのか?」

いろいろな要因はあると思いますが、最大の要因は、「メジャーだから」に尽きると感じています。

国民は550万人くらいです。(東京都の人口は1300万人以上です)
面積は九州くらいの国です。
その国が、ここまで強さを維持し、世界一になっています。

動画は、国際試合前の国歌斉唱です。イントロだけ流れた後は、音楽はなくなって観客選手全員で歌っています。これは毎回のこと。

王国に君臨する要因とは?

もちろん体格が大きいなどもあると思います。
が、決してそれだけではないと思います。

今、僕が在籍している「ハンドボールアカデミー」には、イギリスやカナダの代表選手もいます。(イギリスの選手は、国の強化の一環で派遣されているようです)

イギリスの選手もカナダの選手も、デンマークの選手同様に体は大きいです。ほとんど変りはありません。ですが、この2つの国よりは、日本の方が強いと思います。(僕の見た感覚ですが)

そして2つの国に共通していることは、ハンドボールが「マイナースポーツ」だということです。

日本でもハンドボールがメジャーで、野球のダルビッシュ選手や大谷選手のような人たちがハンドボールをやっていたら、かなり強くなっているのではないかと思います。

「メジャー」であり続けるために!

また国としての普及・育成・強化の方針・方法なども「見る目」が多いですから中途半端なことはできません。

とにかくメジャーで、そしてメジャーであり続けるために、協会・指導者・選手だけでなくファン・レフェリー・スポンサーの企業など、みんなで「ハンドボール」というスポーツを支えている感じです。

日本では、メジャーになるのが先か
結果を出すのが先か…
どのような方法をとれば、このようになるのか
日々、考えています。