「 あの ちっこい **** 」
最大の汚い言葉にして、最大の誉め言葉
( Dabas 徳田選手について)
本日のeye: 11月9日 ハンガリー在住 鷲尾亜子さん
今朝、Dabas コアサポーター、ヨージェフさんからメッセージあり。昨晩、私は応援に行かれなかった試合のことでした。
ヨージェフ「 負けちゃったけど、“ 1点差 “で済んだのはTokuのお陰でもあるよ 」(※注)
鷲尾「 うんうん、ネットでライブスコアは追ってたよ。ずっと 4-5 点追う展開だったのに、後半最後 10 分で追いついたのはすごかったね。最後の最後 10 秒で点を入れられたのは残念だったけど。そっか Tokuはチームに貢献してたんだね!
ヨージェフ「試合開始後 10 分は、こっちは全然ダメで、やられっぱなしだった。それで Tokuが出てきたんだよ。その時、Fradi(相手チーム)の DF が、、、聞こえた通り書くけど、『 あのちっこい g*ci、すばしっこすぎて捕まえるの不可能!』って言ってた!」
鷲尾「 あのちっこい g*ci?
それは日本語に訳せないよ~。そういう下品な表現、日本語ではほぼ無いのよ。
でも、それって最大の賛辞じゃない、相手を手こずらせている証拠なんだから!」
ヨージェフ「 そうそう、ほんと賛辞だよ。
Toku のスタイル、いいね。僕らは好きだよ。誰のことも恐れず向かっていくし、稲妻みたいに早い。
異なるカルチャー、異なる世界。彼の方が優れているところもたくさんある」
…と朝からハッピーなメッセージでした。
ハンガリーの応援は全力で熱い
ハンガリーの観客って、
審判には「 この、ばか! ハゲ!」など平気で野次飛ばすし、味方選手であっても、失敗すると「あ~何やってんだ!」と手厳しい。
選手だって調子の良い時、悪い時はあるだろうに、そんなのはお構いなし。
応援も全力で熱い。
その一方で、ファインプレーが出た時は、拍手と賛辞を惜しまない。
それはハンガリー人だろうが外国人選手だろうが同じ。
もし違いがあるとしたら、なぜだか同じ国出身の私にまで「よくやってるね!」と声をかけてくれること。こんなメッセージみたいに。
Dabasは今季、2勝しかできておらず元気が今ひとつです。成績が悪いと来季は2部に降格してしまうため、背水の陣状態になりつつあります。
でも昨日、あれだけ巻き返しできたということは、力はあるということ。
その力を、これから累乗させていかれますように。
そしてTokuには、他チームのDFにも「あの****、捕まえられない!」と大いに嫌がられるほど、さらに彼らしく暴れて活躍できますように!
※注) 11月8日のハンガリーリーグで日本代表・徳田新之介選手のダバシュは30-31で惜敗して通算2勝2分6敗に。この試合で徳田選手は3得点(3/6)。
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