ヨーロッパ、特にドイツハンドボールに精通する小林遼平さん@adkoba )が、自身のツイッターで発信している現地の最新情報をHANDBALL@STATION「handball’eye」コーナーでご紹介することになりました。
 まずは1月6日キールで行われたドイツvsアルゼンチン代表戦を日帰りツアーしたリポートからどうぞ。現在ドイツ・デンマークで開催中の世界男子選手権(WM)情報も随時お届けしますのでお楽しみに!

会場に足を運ばせ楽しませる工夫

キールアリーナ前

1月6日は日帰りでKielまでドイツ代表vs.アルゼンチン代表を観て来ました。日曜14時から、しかもWM(世界選手権)前最後のテストマッチにも関わらず、観客は9,473名。10,285枚のチケットが売り切れるまでには至りませんでした。Kielではアリーナ入り前の選手をつかまえてサインをもらったり写真を撮ったりできます。

ドイツ代表戦へ行く度に、ゲームの内容は水物だけれども、その前後の時間でどれだけの人たちに「またハンドボールを観に行きたい」「普段のクラブ以外に代表戦もまた観に行きたい」と思ってもらえるか。計算づくでできる範囲内のことをDHB(ドイツハンドボール連盟)のチームはとことん考え込んでいるな、と感じます。

ファンと選手の距離の近さこそ

DHBは例え代表戦であっても、ハンドボールの特徴である「ファンと選手の距離の近さ」は極力失わないようにしています。ゲーム後に気軽に選手と話せる、サインがもらえる、写真を一緒に撮ることができる。国際大会では難しいですが、「ホームゲーム」でこれが無いと差別化は難しいですね。