あの日あの時、私はインターハイ事務局で、その年のインターハイと3週間後に迫った全国高校選抜(花巻市開催)の準備におわれていた。
日に日に明らかになる被災状況を基に、客観的な状況判断が求められ、やむ無く組織として中止の判断を下し、前代未聞の事務処理にあたった。
全チームに参加料の返金業務にあたったところ、複数のチームから『被災された皆さんのために役立ててほしい』と返金無用の連絡をいただいた。また、あるチームの主将からは自筆の励ましの手紙をいただいた。
中止になってがっかりしているはずの方々からのお気遣いに涙が溢れた。
その後、沢山の皆さんのドラマチックな展開が生まれました。
チャリティーハンドボール講習会を重ねて沢山の義援金を送ってくれたMさん、ありがとう🍀
ブンデスリーガ関係者が集めてくれた義援金を送金してくれたTさん、ありがとう🍀
同じくブンデスリーガからの義援金を遠路車で届けてくれたUさんと仲間たち、ありがとう🍀
その一人のMさんは、中止になった全国高校選抜の代替大会をつくるんだと私に夢を描いて熱く語り、情熱をもって実現させて、今もなお継続している。Mさんと仲間たちありがとう🍀
川崎の自宅から自転車で、幾度もトラックに轢かれそうになりながらも岩手まで子供たちを励ましに訪れてくれた、ノルウェーで生涯現役を楽しんでいるUさん、何度もありがとう🍀
本場ヨーロッパでプレーする夢を実現させた経験を岩手の子供たちに何度も伝えにきてくれているKさん、ありがとう🍀
北海道で開催した社会人選手権の帰途、夜中に花巻に途中下車してくれて、早朝釜石に移動してボランティア活動の後、花巻に戻って子供たちとのハンドボール交流に無償で協力をいただいた20人の有志たち、ありがとう🍀
その後も被災地を訪れて『子供達にハンドボールを通して元気になってほしい』と笑顔の輪を広げて指導してくれたMさんとFさん、、、
あのときの皆さんのご厚情、本当に有り難く、心から感謝しています。何年たっても決して忘れることはありません。皆さんのご活躍を祈念しております🍀
お世話になった皆さんとともに、私もハンドボールを通して人のお役に立てるように取り組んでいきます。
東日本大震災で命をおとされた皆様の御冥福をお祈りします。また、今なお厳しい生活を余儀なくされている被災者の方々にお見舞いを申し上げます。ご自身と次世代の子供達の未来のために、ともにがんばっていきましょう⤴
あれから8年、多くのご縁に感謝して、皆さんの想いを形にして、5月1日に北日本ストリートハンドボールフェスinはなまきを開催します🎶🎸🎺皆様のご参加をお待ちしています➰⚽