11月30日から12月9日まで熊本で開催された第17回アジア女子選手権の期間中、8、9日にあった「コーチ・レフェリーシンポジュウム2018in熊本」で日本ハンドボール協会審判長の福島亮一さんが「レフェリーの心得」を明確に示しました。非常に興味深く、示唆に富んだ内容で、そのYouTube動画が指導普及委員会から早々と公開されています。ぜひ下記動画をご覧ください。

10カ条に託された日本の未来

レフェリーは素晴らしいハンドボールを創造する陰の演出者でなければならない」として、そこで説明された「心得10カ条」は腑に落ちることばかり。とくにIHF(国際ハンドボール連盟)の流れとして福島委員長が①「リーダーシップ」ともに②「誠実さ」を強調したのが強く印象に残りました。

そして、試合中にベンチ、レフェリーから「今のはジャッジはなんなの?」と質問があった場合、吹いたのはレフェリーなのだからしっかり答えるべき」とのこと。さらに「試合の流れがどうあっても、1つひとつ丁寧に、とくに初心者のプレーほど丁寧に吹笛する必要がある」との見解は、思わず膝を叩いて「そうだ!」と声をあげました。

みんなでハンドボールを前に!

冒頭で「レフェリーは次世代を担う選手のためにあるべき」との言葉がありました。
まさしくそう思うし、ハンドボールは誰のものでもなく、レフェリー、選手、ベンチの指導者、そして我々のような試合観戦を楽しみたいハンドボールファンもぜひ加えてほしいとも思っています。

みんなでハンドボールを前へ! そういう意味では、国内第一線のレフェリーとトレーナーたちが一堂に会した今回のシンポジュウムは非常に意義があり、1人でも多くの方々で情報共有してほしいと思います。そして、このシンポジュウム参加者と企画運営した指導者委員会の皆さんに敬意を表したいと思います。

そのほかに指導普及委員会から公開された以下のYouTube動画もそれぞれ興味深いものがあります。