こういう情報、それも迅速なアナウンスは嬉しい限りです。
2月8日から味の素トレセン(東京)でスタートしたナショナルトレーニングアカデミー〈特化プログラム合宿・女子〉の模様が、参加者リストとともに日本ハンドボール協会webサイトで公開されました。
http://sportrait-web.com/sp/sportrait/article_03.html
http://handball.or.jp/system/prog/content.php?sd=g&c=15&sc=1&article_idno=105

注目の2選手が元気にプレー

ナショナルトレーニングアカデミー(NTA)とは、ナショナルトレーニングシステム(NTS)センタートレーニングで選抜された選手の中から、さらに選抜された選手を中心に年5回・各4日間の育成合宿を行い、より専門的で高度な個人技能及び人間力の育成をはかるための施策。2008年度から実施されています。

テニスから左腕の逸材
そして今回の注目は、今年度スタートの「ジャパンライジングスタープロジェクト」から選出された吉野珊珠(よしの・さんじゅ)選手(名古屋市立長良中学校3年)と、小学6年生ながら169㎝(新聞報道では171㎝)の長身と走力を見込まれて"飛び級"で抜擢された小幡みなみ選手(群馬ジュニアハンドボールクラブ)が参加していたこと。

小学6年生のホープも躍動
全国の将来性豊かなアスリートを発掘するための「ジャパンライジングスタープロジェクト」で見出された吉野選手は、ソフトボールから転向した"金の卵"です。

ハンドボール歴は非常に浅いものの、抜群のセンスで左腕から強烈なシュートを放ち、その潜在能力の高さに担当スタッフたちは目を丸くしたとか。

このような“競技間移動”は今後さらに活発になってほしいものですね。

また小学生小幡選手も、少しも物怖じすることなく、高校生と遜色ない動きでハツラツとトレーニングに取り組み、吉野選手と同じく高い評価を勝ち取ったようです。

将来楽しみな逸材ズラリ!
そのほか下記リストに名を連ねている選手たちもみな素晴らしい可能性の持ち主という評判です。

左腕、長身、GKに特化して選出された有望選手たちの躍動に、ナショナルトレーニングセンター専任コーチディレクターであり発掘育成プロデューサーの河上千秋さんは「改めてこのプログラムの奥の深さ、そして特別な能力を持つ個別の育成の重要性をひしひしと感じました。ワクワクするような逸材がてんこ盛りです!」と言葉を弾ませました。

明日10日まで行われる3日間の〈特化プログラム合宿〉の成果が楽しみです。

NTA特化プログラム参加者リスト