世界ユース本番を前に腕試し
8月6日から18日まで北マケドニアでの第8世界男子ユース(U−19)選手権に臨むユース代表が、7月31日にドイツでのトレーニングマッチ(20分ハーフ)でブンデスリーガ2部のEHV Aueと対戦して18ー18で引き分けた。
前半10分あたりまではミスが目立って4、5点のリードを許す展開が続いたが、左腕・蔦谷らのシュートが決まり出すとDF陣のがんばりもあって速攻を織り交ぜ追走。後半10分過ぎに先行するAueを捕らえて逆に2点をリードする場面もあった。
終盤に入ってブンデスの意地を見せるAueに3連打を許して再び追う展開となったが、終了間際にセンター安平のステップシュートで同点に並び、そのまま18ー18のドローに持ち込んだ。
植松監督の古巣チーム相手に奮戦
植松伸之介監督は「ケガ人が多かったり連戦の疲れがあったりで相手のコンディションが悪かったようですが、それを差し引いても良いデキでした。出だしはもたつき、開始10分ぐらいまで内容は悪かったけれど、その後は攻守ともに安定していました」と若きユースセブンのがんばりに手応えを感じた様子。
ちなみAueは植松監督がドイツ時代に在籍していたチーム。ベストな状態ではなかったとはいえ、U−19の若武者たちがブンデス2部のプロチームと対等に渡り合ったのは頼もしかった。
アウェとのトレーニングマッチ映像は↓
https://handball-deutschland.tv/hbl-2/re-live-ehv-aue-u19-nationalmannschaft-japan
バーレーンら相手に勝ち越し狙う
6日からのユース選手権本番は、予選ラウンドC組初戦で強豪デンマークと顔を合わせ、バーレーン、アルゼンチン、ナイジェリア、開催国の北マケドニアと対戦する。
まずは上位4位内に入ってメインラウンド(準々決勝)進出を確定づけたいが、史上初のベストエイト入りを果たした前回同様の躍進を狙うためには同じアジアのバーレーンらの5ヶ国相手に勝ち越すことが必要条件になりそうだ。
そのバーレーンとは昨年のアジアユースでは決勝を含む2試合を接戦で落としているだけに"3度目の正直"で雪辱を果たし、上位進出へのスプリングボードとしたいところだ。がんばれユースセブン!