デンマークの高さとパワーに苦戦
安久のステップシュートで先制した日本はその後も安平、藤川、朝野らの活躍で9分まで5ー4と先行していたが、このあと高さとパワーを前面に押したててくるデンマークの攻勢を許し、13分13ー8とデンマークに主導権を握られた。
中盤を過ぎて反撃に出たい日本だったがサイドシュートや7mスローなどをデンマークGKに再三阻まれて苦戦が続き、11ー18と7点ビハインドを背負って前半を終えた。
後半スタートもデンマークに2本のロングシュートを許して11ー20。
朝野のポストで加点したあと、蔦谷のカットインが決まり、デンマークの退場でパワープレーチャンスを得たが、デンマークの6人攻撃に簡単に失点を許し、サイドシュートも阻まれてチャンスをフイにした。
5分13ー21の場面からデンマークの3連打を浴び、その背中が大きく遠のいた。甘いシュートやイージーミスがことごとく失点に繋がり、デンマークGKの好守の前に何度も天を仰いだ。
一気の6連取で見せ場作る
だがこのまま引き下がるわけにはいかない。植松ユースJAPANがここから反撃に出る。
40分に安平がミドルを決めたあと、朝野のポスト、さらに梶山のサイドと続いて45分16ー24。
直後に吉田が退場するも後半から起用のGK高木がファインセーブでピンチをしのぐと、梶山のスカイ、安平の速攻で追い討ちをかけた。
一気の5連打で47分18ー24とした日本。たまらずデンマークがタイムアウトを請求したが、それでも流れは変わらず、またも高木がデンマークのサイド攻撃を阻むと可児が左サイドから飛び込んで5点差に詰め寄った。
いけるぞ!ここから勝負だ!!
デンマークに追加点を許すが、安平のカットインや可児のサイド、高木の好セーブも織り交ぜて54分21ー26と懸命に食らいついた。
後半の逆襲で次戦以降に活路!
しかし、それ以上はなかなか点差が詰まらない。高木の7mシャットアウトのあと蔦谷の絶妙なステップシュートで22ー27とするが、その直後の7人攻撃にミスが出て無人のゴールに打ち込まれ、さらにデンマークの力感あふれる連続ゴールを許し、58分22ー30とされて力尽きた。
それでも残り1分を切って蔦谷がミドルを決め、最後まで諦めない姿勢を示した。終わってみれば体格で大きく上回るデンマーク相手にシュートの精度に課題を残した格好だったが、ディフェンスもよく踏ん張り、後半は互角に渡り合った。
バーレーン戦へ応援あるのみ!
攻守とももう一つの決定力、フィニッシュの粘りがあれば勝機を見出せるような気もした。明日8日のバーレーン戦は今大会のヤマ場。日本時間23:30分スローオフだ。YouTubeライブ配信があるのでマケドニアのユースセブンに熱い応援エールを応援ろう!TOGETHER!
デンマーク戦フルマッチ映像→https://youtu.be/li8SKgXM65w