熱い想いに心打たれて応援あるのみ!
なぜ「ハンドボールチャンスの復興支援プロジェクト」を応援するのかと言えば、困っている人たち、それが少しでもハンドボールに関わるとなれば、損得抜きに自分を投げ打って動く人たちの熱い想いに心打たれたからです。
また、同プロジェクトのクラウドファンディング支援の呼びかけに応じ、善意の輪が全国各地に広がったことにも感動しました。
そんな気持ちで動く人が大好きだし、力いっぱい応援したくなります。
プロジェクト主催者の鍋島淳一さんしかり、そして、鍋島さんの背中を押し続けた名古屋の濱岡真雄さんもその1人です。
これまで彼は表に出ようとはしてませんが、このプロジェクトを影で支えてきました。
全国各地に広がった支援の輪
西日本地域を襲った昨夏の豪雨により、かつて自身が日本リーグ選手としてプレーし、仕事に励んでいた日新製鋼がある広島や岡山、愛媛などで大きな被害が出たことに心を痛めていた濱岡さんは、飛騨高山ブラックブルズ岐阜の佐伯綾香選手が郷里に近い岡山県総社市周辺の被災地に駆けつけ、休日を返上して熱心にボランティア活動していたことを知ります。
そんな折り、親交のある福井の鍋島さんが運営するFacebook情報グループの「ハンドボールチャンス」で西日本豪雨被害の復興支援プロジェクトを立ち上げると、その崇高な思いに共鳴してすぐにも後方支援に回ったのでした。
そうして彼が敬愛する金明恵監督はじめ、トヨタ紡織九州のスタッフ、選手全員が「connect」の支援Tシャツを購入してウォーミングアップに着用したり、他チームの日本リーガーたちも呼応する様子などに胸を熱くした濱岡さんです。
大詰めになってピンチの情報伝わる!
このプロジェクトはスタートから順調だったわけではありません。何度も大きな壁にぶちあたりながら、こうして多くの方々の協力を得て5月19日当日には素晴らしい舞台ができあがろうとしています。
しかし、ここにきてピンチの情報が伝わってきました。「被災地の小学生たちを笑顔にしたい!」を一大テーマにしながらも、思うように参加者が集まらなかったからです。
全国から寄せられた支援金の約半分を大型バスのチャーター費用に充てていましたが、小学生たちの参加が少なければ不要になってしまいかねません。
まだまだ現地の復興は道半ば
そこで濱岡さんが動きました。GW中に山口県岩国市に帰郷した彼は真備町に2回も足を運び、町の集会所に飛び込んではプロジェクトの主旨を説明し、コンビニでコピーした告知チラシの掲示を依頼したり、写真洗浄のボランティア団体の方たちに「小学生参加者を集めたいので助けてほしい」とお願いして回ったそうです。
また、現地の様子をその目にした濱岡さんは、1年近く経ったいまでも、まだまだ被災地の復旧が進んでいないことを実感したと言います。
「西日本豪雨で町全体が水没してしまい、被害を受けた900世帯のうち復帰できたのは60世帯だけと聞きました。そして現在も子どもたちが通っていた小学校は閉鎖されたままでグラウンドは草ぼうぼう。
それで山の方に作られた2つの仮校舎に通っているのですが、誰も転校しないというんです。みんなが復旧を待ち望んでいるんですよね」と濱岡さん。
「だからこそ、そんな被災地の子どもたちに笑顔になってほしいんです」と言葉を続けました。
被災地の小学生を1人でも多く笑顔に!
現地に足を運んで実際に話をしてみると異口同音に「県外の方々が地域の子どもたちにこんな素晴らしいイベントを企画していただいてとても嬉しいです」と感謝されたそうです。
19日のイベントまで残りわずか。「なんとしてもたくさんの笑顔が輝いてほしいです」と声を大にした濱岡さん。鍋島さん、さらにはインストラクターとして現地に駆けつける藤本純喜選手(トヨタ車体)や日本リーガー有志たちも同じはずです。
どうか彼らの想いが届いてほしいと願うのみ。お心あたりの方、現地にネットワークがつながる方、問い合わせなど、下記の専用メールアドレスにお知らせいただければ幸いです。どうか皆さんの力をお貸しください!
tunagaru0519@yahoo.co.jp