まず、この熊本の世界選手権では全般的なことからすると、ロシア、フランス、ノルウェーあたりがやはり上位に行くのかなーと思っています。でも、上位に行く行かないに限らず、世界からトップ選手が集結するのですから、どの試合も見応えがあると思います
グループDで注目するのは!
日本は、グループDでロシアと当たりますね。
ロシアは近年、様々な大会でメダル常連で、素晴らしいチームです。私の独断であえて2つの注目点について書きますと、まずはなんと言っても
Anna Vyakhireva選手。
名前、どう発音してよいのだか頭を抱えますが(笑)、アンナ・ビャヒレワ。ニックネームはポピーだそうです。
彼女、RBですが、ヨーロッパの選手にしてはものすごく小柄。いったい何センチなんだろうと思って調べたら、Wikiですと168センチ、日本の観戦ガイドブックですと165センチ。でもEHF CL(チャンピオンズリーグ)の公式プロフィールでは162センチとありました!
小柄ながら抜群のプレー見せるポピー
彼女はロシアのRostov-Donに属しています。 昨シーズンは故障していたため、プレーをあまり見られませんでした。でもFinal Fourの1ヵ月くらい前に復帰。それで決勝で、ハンガリーのジュールと対戦に。結果は大接戦の末にRostov-Donが負けましたが、ジュールを応援していた私も、「あっぱれ!」と拍手を送るほどの活躍ぶりで素晴らしかったです。
彼女のスピードと技とパワーは、大きな選手にまったく引けを取りません!
異彩放つロシア代表監督
もう1つの注目点は、Ambros Martin(アンブロシュ・マルティン)監督(スペイン人)です。彼はかつてジュールで、チームをEHF CLで悲願の優勝に導いた名将です。
「1にDF、2にDF、、とDFががっちりできて、初めて攻撃」というのが彼の哲学です。ですから、昨シーズン、Rostov-Donは失点が一番少ないチームでもありました。
もともとロシア代表の監督は違う人でしたが、病気のため辞退。そのためアンブロシュになったようです。
ですので、彼がロシアチームを率いて、今回、どんなふうにになっていくのかとても注目しています。
スウェーデンのグルーデンもすごすぎ!
グループDではスウェーデンも入っていて、やはりここではIsabelle Gulldén(イサベル・グルデーン)選手ですね。
ルーマニアの強豪CSMブカレストに属していた時(2015/2016)に、EHF CLでジュールを大接戦で下して優勝。そのときの要プレーヤーでした。CBなのでパスも素晴らしいですが、自らも得点に得点を重ねるスゴイ選手です。
昨シーズンは見かけないなと思っていたら、7月に出産していたんですね。先週だったか復活してCLでプレーしている姿を観ましたが、調子は上がっているそう。(というか出産後数ヵ月でって、すごすぎます)
もちろんおりひめを応援する気持ちには変わりませんが、グルデーン選手が生で見られるのはうらやましいです!(No.2に続きます)