Vol.1として昨日お伝えしたマルティン監督(ハンガリーのジュールからロシアのRostov-Dohの監督に就任し、この世界女子選手権ではロシア代表の指揮をふるう)のことを言えば、ハンドボールは攻撃が見応えあって華やかですけど、いかにシュート打たせないか、点を取らせないかがものすごく大事と思っているところです。
なのでハンドボールの試合は、DFがどんな動きをして、どれだけ鉄壁かという観点で見るのもおもしろいと思ってます。
ちなみにマルティン監督はコート外ではとても気さくな人で、ハンガリー語も話せてジュール市民に愛されてました。ジュールがCL(チャンピオンズリーグ)で優勝した時の地元でのスピーチは、汚いスラングで「最高な気分!」と言って、やんやの喝采でした。ですからロシアに行ってしまう時には惜しまれましたねー。
ものすごく幸運なネアグの復帰
他にも、生で見られてうらやましいなぁと思う選手はたくさんいますが、ルーマニアのクリスティーナ・ネアグ選手はぜひ注目してほしいです。
なにしろ、怪我で11か月試合出場できず、つい2週間前に復帰。世界選手権は無理かなぁと思っていたところだったので、これは日本のハンドボールファンにはものすごく幸運なことと思います。彼女は男性に混じってプレーしてもまったく違和感なくシュート打ちまくるんじゃないかな、と想像するほどすごい身体能力です(笑)
あと、ハンガリー以外で、一番好きなチームはノルウェーです。
ノーラ・ムルク選手など何人か怪我で出場できませんが、素晴らしい選手が多いです。
それに、なによりいつも笑顔がキラキラ(笑)
彼女たちを見ていると、ハンドボールが大好きで、ハンドボールをしていることに誇りを感じていることがよくわかります。
矢野美月さんがもう書かれていたので大好きなオフテダール選手のことは省略しますが、もう1人大大大好きなのがヘイディ・ルケさん(PV:ピボットプレーヤー)。
ルケのPVプレーもお見逃しなく!
もし、ノルウェーの試合を観る機会がありましたら、ぜひ、ルケさんがボールを持っていない時にもどう動いているのか見てください(笑)
彼女、今、ノルウェーのVipers(ヴァイパーズ)に所属していて、先日、ハンガリーのFTC(ブダペスト)との試合(EHF CL)を観ました。1ヵ所に止まらず、すーって動いているんですよね。
彼女もPVとしては大きい方では決してないですが、とにかくすごくって、彼女の手には磁石がついているのか?というくらいどんなボールでもキャッチして、またそこからシュートに至るまでが速い。しかも右利きなのに、状況に応じて左手でもよく打ちます。
2児のママ、37歳でも世界トップの実力!
私が彼女を応援するのはもう一つあって、2人のママで37歳だからです。(第2子は確か2018年に出産) GK以外では、やはり30代半ばも過ぎると普通は苦しいと思うんですよね。それに、出産すると女性の体はやはり変わります。でもこの間の試合も、60分ほぼずっと出場してました。
ルケさんなんかは常に最高にマークされるんですけど(2、3人つかれる) それでもDFの人たちと6mラインの間をいつの間にかすーっと移動したりしてるんですよ 笑 そんなに大きくないからできる技ですね。
もしくはDFを引きつけて、守りが薄くなったRBかLBに打たせるって感じです。
この間、ハンガリーのFTCと試合があったんですけど「 うますぎて!」という感じでした。